こころの手当てしてますか?マインドフルネスを知ろう

こころのこと

こんにちは。皆さんはこころの手当てできていますか?人は身体の傷には絆創膏を貼るのに、どうしてこころの傷には何もしないのでしょうか。もっと自分のこころを大切にしてほしい!そう思い、今回は「マインドフルネス」について書きました。

マインドフルネスとは?

マインドフルネス(Mindfulness)は、簡単に言うと「いま、ここ」に意識を向けることです。

今この瞬間に注意を向け、自分の感情、思考に対して良い、悪いの判断を決めることなく、気づきを持つ状態を指します。

人は常に過去や未来のことを考えています。「今日こんな失敗しちゃったな」「今日の夜ご飯は何にしようかな」「明日は何着よう」などなど、ずっと頭の中が思考でいっぱいなのです。

そこで、一旦考えることを止めて、今この瞬間に意識を向けることで、気持ちが落ち着き、スッキリとするのです。

マインドフルネスの効果

マインドフルネスの実践は、心と体にさまざまなポジティブな影響を与えることが研究で明らかになっています。主な効果として以下が挙げられます。

ストレス軽減

マインドフルネスは、日々のストレスや緊張を軽減することが科学的にも証明されています。心が未来の不安や過去の後悔に引きずられるのを防ぎ、現在の瞬間に集中することで、冷静で安定した心の状態を保ちやすくなります。

感情の調整

マインドフルネスは、自分の感情に敏感になりすぎず、それらをありのままに観察することで、過度な反応やネガティブな感情に支配されるのを防ぎます。これにより、感情の浮き沈みに対して冷静に対応できるようになります。

集中力の向上

呼吸に注意を集中させる練習が繰り返されるため、日常生活でも集中力が高まります。仕事や学習に対する持続的な注意力が改善され、効率的に物事に取り組めるようになります。

心身の健康促進

長期的には、免疫機能の改善や、うつ病や不安症状の軽減、さらには血圧の低下など、身体的な健康にも良い影響があることが多くの研究で示されています。

上記以外にも、心の安定やリラックス効果などなど良い影響がたくさんあります。

マインドフルネスはどうやってやるの?

マインドフルネス瞑想

元々は仏教の瞑想から発展した概念ですが、現代では宗教的な要素を取り除き、ストレス管理やメンタルヘルス改善のための実践法として広く知られるようになりました。

マインドフルネスの呼吸法

呼吸を意識しながら行うマインドフルネスです。鼻から吸って~、口から吐いて~。ゆっくり行い、空気が入っていく感覚や出ていく感覚に意識を向けます。

日常生活の一部にマインドフルネスを取り入れる

最も簡単な方法は、日常生活にマインドフルネスを取り入れることです。

例えば洗顔。顔を洗うことに全力で意識を向けます。ふわふわな泡が顔を包んでいる感覚や蛇口から水が出ている音などに意識を向けてみてください。

お料理でもできます。野菜を切っている時の音を聞いてみる、包丁を握っている感覚や野菜と手が触れている感覚などを意識してみましょう。

まとめ

マインドフルネスはシンプルながらも、日常生活に大きな変化をもたらす力を持っています。ストレス社会に生きる私たちにとって、マインドフルネスは心の健康を保ち、バランスの取れた生活を送るための有効な手段と言えるでしょう。特に、気軽に始められる点が魅力で、初心者でも取り組みやすいのが特徴です。まずは数分からでも、意識的に「今」に集中する時間を作ることから始めてみると良いでしょう。

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